鹿児島大学病院で多剤耐性アシネトバクター検出!アシネトバクターって何?

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2018年8月2日、鹿児島大学病院は入院患者から多剤耐性アシネトバクターが検出されたとして3日に報道機関に対して記者会見をすると発表しました。

2017年11月と2018年5月にそれぞれ患者の届け出があったとのことです。

(ただしその後の報道では15人に多剤耐性アシネトバクターや類似の菌が検出され、うち8人が死亡とのこと。)

 

 

ところで、アシネトバクターって何なのでしょうか?記者会見前に、基礎知識を拾ってみました。

 

 

アシネトバクターって何?

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アシネトバクターは細菌の1種で、土壌や河川水などの自然環境中に生息する環境菌。健康な人の皮膚などから見つかることもあるそうですが、通常は無害です。

感染症の中高は集中治療室の患者やその他の重症患者で起こるとのことで、今回の鹿児島大学病院の感染も経緯としては同じものでしょう。

なお、2009年から2010年に帝京大病院で60人が感染し、35人が死亡した例などがあります。

 

多剤耐性アシネトバクターとは?

多剤耐性アシネトバクターは通常のアシネトバクター感染症の治療に使われる抗菌薬がほとんど効かなくなっている菌のこと。

「スーパー耐性菌」とも呼ばれます。

 

多剤耐性アシネトバクター感染症の症状は?

多剤耐性アシネトバクターは細菌感染装に対する抵抗力が抵抗した患者に対し、人工呼吸器関連肺炎、血流感染症、創部感染症、敗血症などの病気を引き起こします。

 

敗血症とは?

敗血症は欠陥に最近が入って全身に回り、重い症状になった病気のことで、肺や腎臓などの臓器がおかされ、命の危険もあります。抗菌剤による早急な対応が求められますが、多剤耐性アシネトバクターには抗菌剤が効きにくいため危険です。

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多剤耐性アシネトバクター感染症はどう治療する?

多剤耐性アシネトバクター感染症に関して、抗菌薬の選択や投与量に関しては確立されていないそうです。

欧米で使われる抗菌薬に関しては日本では未承認で、また抗菌薬を投与してもアシネトバクター感染症に感染した患者は抵抗力が低下しており、抗菌薬を使用しても治療が難しいこともあり、症状を和らげるような対症療法を選択することもあります。

 

多剤耐性アシネトバクター感染症の予防は?

多剤耐性アシネトバクターにはワクチンがなく、感染してしまったら効く薬もないため何よりも予防が大切です。

アシネトバクターは健康な人に特に影響があるわけではありませんが、常に日常周辺にある菌なので、健康な人によって抵抗力の弱まった人に最近を運んでしまう恐れがあります。

アシネトバクターは細菌なので手洗いとアルコール系の消毒が有効なのだそう。

特に病人など抵抗力の弱まった人に触れる際には手洗いとアルコール消毒を念入りに行うことが予防につながるでしょう。

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