もんじゅは核燃料が増える原子炉?廃炉に30年以上かかるって本当?

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昨年末に廃炉が決まったもんじゅですがまだまだ問題が山積みのようです。

今回はもんじゅの役割や今後についてご紹介します。

 

 

原子炉「もんじゅ」って何?現在は稼働停止?

もんじゅとは、正式名称を「高速増殖原型炉」と言い、研究用の原子炉と位置付けされていることから商業用の原子炉とは違い、文部科学省の所管となっています。

1983年1月25日に着工を開始し、福井県厚賀市白木2丁目1番地に建設費およそ5933億6565万円(うち政府支出額は4504億円)をかけ、「日立製作所・東芝・三菱重工業・富士電機」の4企業が建設者となり建てられました。

1991年5月18日に運転を開始しましたが、冷却用ナトリウム漏れ事故が相次いだため、2016年12月21日には廃炉が正式に決まり、現在は稼働を停止しています。

核燃料が増える原子炉?もんじゅの役割

そもそも「もんじゅ」とは一体どのような役割を持つものだったのでしょうか。

簡単に一言で表すと「核燃料を循環させる装置」です。

東日本大震災の時に注目を浴びた福島第一原発と同じ「原子炉」の一種になるのですが、一般的な原子炉とは決定的に違う点があります。

それは、「核燃料が増える」という点です。

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本来、ガソリンでも灯油でも電気でも使った分の燃料は減るのですが、もんじゅが採用している「高速増殖炉技術」であれば元々ある核燃料以上の核燃料が出来てしまいます。

核燃料が増える仕組み

核燃料が増える仕組みは、核分裂物質(MOX燃料)を原子炉で核分裂させる→中性子が高速で出てくる→その高速中性子をさらに次の核分裂に使用する、といった流れになっています。

特に日本は資源が少ないため、これが実現出来れば今のように高い値段で外国から燃料を輸入する必要がなくなるのでまさに理想的な装置です。

しかし、実際は本格運転されることなく廃炉とされてしまったのです。

 

もんじゅの廃炉には30年以上かかる!

日本原子力研究開発機構は、廃炉にむけての基本計画を取りまとめる予定ですが、30年以上にも及ぶ長い工程が想定され、中でも燃料の取り出しに5年半かかると言われています。

現在のもんじゅの炉内には燃料があるため、規制委員はこれを「最大のリスク」とし、早急に取り出すことを求めています。

 

炉内に核燃料があるのもリスクだが作業もリスク

しかし、もんじゅでは燃料の冷却材に「水」ではなく取り扱いの難しい「ナトリウム」が使用されていることから、燃料を取り出すには密閉された空間をアルゴンガスで満たし、遠隔操作をする必要があります。

また、作業行程もかなり多く、事前の点検だけでも最低1年かかると言われているため未だ実行には至っていないようです。

問題点が多くまだまだ時間はかかりそうですが、リスクがある以上早急にきちんとした処理を行って欲しいものですね。

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