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昔話法廷が面白い!さるかに合戦を現代裁判風に再現、元々のお話ってどんなのだっけ?

9月30日、8月に放送された昔話法廷の再放送として「さるかに合戦」裁判が放送されました。

さるやかにのかぶりものをして繰り広げられる裁判は一見シュールですが、その内容はとっても良く作りこまれていて観ていて引き込まれます。

今回は「さるかに合戦」の元の話を引き合いに出しながら昔話法廷の魅力をお伝えします。

 

昔話法廷

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昔話法廷は2015年にNHKで放送された中高生向けのドラマ。

有名な昔話で起きた物語を現代の法律による裁判形式で展開され、判決は視聴者の判断に委ねる、という意図のもと毎回裁判員の審議に入ったところで話が終わります。

これまで8作が制作され、さるかに合戦は2017年8月15日に放送されました。

↓ヘンゼルとグレーテルについての解説はこちら

昔話法廷が面白い!ヘンゼルとグレーテルを現代風裁判に再現、元々のお話ってどんなのだっけ?

 

「さるかに合戦」裁判

昔話法廷の「さるかに合戦」裁判は被告人を猿として、かにの母子にまだ青くて硬い柿を殺意をもって執拗にぶつけた、という罪状で検察による極刑が求められる、というもの。

(NHK昔話法廷サイトより)

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弁護人側は「猿は生きて償うべきだ」と訴えます。

法廷が開かれるのはさるかに合戦の事件が起こった日から8年後のこと。

さるには妻と子供ができ、母と兄弟を殺されたかにの子供は成長した姿で法廷に立ちます。

さるはカニの親子に青い柿をぶつけて殺した理由を、カニから「人でなし」と言われたから、と説明。

この「人でなし」についてもさるの父親からの影響があるなどなかなか重い設定でした。

 

元々のさるかに合戦のお話

元々のさるかに合戦のお話では、最初サルが柿の種を、カニがおにぎりを持ちそれらを交換することから始まります。

サルは「おにぎりは食べてしまえばそれでおしまい。けれど柿の種は土に埋めればこの先ずっと実がなる」として納得させます。

柿の種を手に入れたカニは柿の木を育て上げ、無事柿の実がなります。

しかし、カニは木に登ることができず実を取れません。

そこへサルがやってきて「実を取ってやる」と言うものの、サルは木の上で美味しい柿は食べ、まだ青くて硬い柿だけをカニに投げてよこします。

カニは青くて硬い柿を投げつけられ、ショックで子供を産むと死んでしまいます。

カニは親の敵を討とうと蜂や栗、石臼などの協力を得て襲撃してきたサルを逆にやっつけ、サルは死亡するところで話は終わります。

昔話法廷ではカニは元々のお話と同じようにサルに仕返しをしようとしたものの、サルの家の壁に書かれたサル親子の落書きを見て、サルにも家族が居ることを知り仕返しをちゅうちょしてしまう、というシーンが描かれています。

昔話としてみると「因果応報」のテーマをすんなり受け入れられますが、サルの家族関係など現代風に語られると中々深いな、と感じてしまいます。

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