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昔話法廷が面白い!ヘンゼルとグレーテルを現代裁判風に再現、元々のお話ってどんなのだっけ?

9月30日に8月に放送された昔話法廷の再放送として「ヘンゼルとグレーテル」裁判が放送されました。

ヘンゼルとグレーテルは貧しさに困窮する親に捨てられた兄妹が人を殺して食べる悪い魔女に捕まるも撃退し、両親に宝石や真珠をもたらす、というお話ですが昔話法廷ではお金が目的だったのではないか、といった点が争われます。

 

昔話法廷

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昔話法廷は2015年よりNHKで放送されているドラマで、有名な昔話で起きた物語を現代の法律による裁判形式で展開する、というもの。

↓「さるかに合戦」裁判についてもご紹介しています。

昔話法廷が面白い!さるかに合戦を現代裁判風に再現、元々のお話ってどんなのだっけ?

今回は「ヘンゼルとグレーテル」の元のお話を引き合いに出しながら昔話法廷の魅力をお伝えします。

 

「ヘンゼルとグレーテル」裁判

昔話法廷のヘンゼルとグレーテルは貧しさゆえに捨てられた兄妹が魔女を殺害し、山のような金貨を持って帰ったとして、検察官は2人を強盗殺人の罪に問います。

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一方弁護側は魔女を殺し金貨を持ち帰った「窃盗罪」は認めるものお魔女の殺害に関しては「正当防衛」を主張します。

最初から魔女を「人を殺す悪い魔女」として見ると2人の行動は悪くないようにも見えますが、検察側は実は魔女は2人を檻に入れたりせず、ふとんや豪華な食事を用意してくれた良い魔女だった可能性もある、と指摘。

そうすると、ヘンゼルとグレーテルの行いは「金貨目的の殺害」とも見えてくるから不思議です。

 

元々のヘンゼルとグレーテルのお話

元々のヘンゼルとグレーテルの話も、昔話法廷の話とそう変わりません。

ある森のそばに暮らす木こりと奥さん、その子供であるヘンゼルとグレーテルの兄妹の話で、長く続いた飢饉で困った親が口減らしのために子捨てをするという話。

実の父親に森に捨てられる、ということになった兄妹ですが森に入る途中、光る白い石を道に落とし、家に帰りつくことができた、という話は有名ですね。

しかし、両親はもう一度子供を捨てる計画を立てます。今度は石を拾えないようにされたため、ヘンゼルはパンを小さくちぎって道しるべに。

ところがパンは鳥に食べられてしまい帰り道が分からなくなってしまいます。

迷子になった兄妹は森の中でケーキやパン、砂糖で作られた小さな家を見つけ、夢中になってその家を食べていると中から老婆があらわれ豪華な食事やベットで2人を誘い込みます。

翌日目が覚めると狭い家畜小屋に押し込まれた2人。魔女(老婆)はヘンゼルを食べる目的で毎日豪華な食事を与えます。

魔女は目が見えないためヘンゼルが太っていることを確かめるために指をつかみますが、ヘンゼルはこの時食事の骨を差し出し、食べられるのを先延ばしにすることに成功しました。

しかし4週間経つと魔女は我慢できなくなりグレーテルに大鍋の準備を言いつけ、魔女はパンを焼くためのかまどを準備。

ここでグレーテルは魔女がかまどの準備をしている最中、後ろから押し込み焼き殺すことに成功します。

こうしてグレーテルとヘンゼルは助かり、しかも魔女の家には財宝があり、家に財宝を持ち帰りお金もちになった、というお話です。

 

金貨目的の殺害?

元々のお話では兄妹が貧しい境遇や悪い魔女に立ち向かったお話としてすんなり読むことができますが、昔話法廷では「兄妹がウソをついている可能性」を指摘します。

つまり、本当は檻になど閉じ込められておらず豪華なもてなしを受けたのではないか、いくら目が悪いといっても本当に食べ残しの骨を指と錯覚するかどうか、など。

さらに兄妹の貧しい境遇にも目を向け、金貨を得ることで貧しさから抜け出そうとしたのではないか、と動機に関しても質問を受けます。

確かにヘンゼルとグレーテルが魔女についてウソをついていれば「金貨目的の殺害」も現実味を帯びてきてしまいます。

実際の裁判では誰が本当のことを言っているかなんて分からないでしょうから、この辺りのことは子供向けに裁判について勉強するには良い教材になりそうです。

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