政治・経済・企業

厚生年金保険料率が9月から18.3%へ、日本退職者連合が将来世代へ譲歩

サラリーマンが加入する厚生年金の保険料率が9月に入り18.18%から18.30%に引き上げられます。

厚生年金の保険料率は2004年から段階的に引き上げられてきており、今回の措置で上限に達し固定化しますが、今後安倍政権による「こども保険」構想もあり今後の方針次第でさらに引き上げられる可能性もあります。

 

厚生年金保険

スポンサーリンク

厚生年金は主にサラリーマンの加入する所得に比例して負担の増える公的年金で、基礎年金である国民年金に上乗せして支給されるもので、労働者の老齢、障害または死亡について保険給付が行われます。

一般的には65際以上で受け取れる老齢給付のイメージが強いでしょう。

現在の年金は現役世代(将来世代)により支払われた保険料がその時点で年金受給者への支払いに充てられることになっており、少子高齢化が進む中将来の年金制度への不安がよく聞かれますね。

 

将来世代の給付現象をマクロ経済スライドで緩和?

今年の夏、将来の年金給付についての不安を少し緩和してくれる出来事がありました。

スポンサーリンク

83万人の会員を擁し、国内2番目の大きさを持つ日本退職者連合が政府に対する年金制度の要望の中に「現受給者の年金を守るとともに将来の年金受給世代が貧困に陥らない年金水準を確保することを重視する」旨が書かれたのです。

これまでの要望では将来世代に不利な内容になっていましたが、年金の受給者側が譲歩してくれた形となりました。

他の高齢者団体にはまだ同じ動きは見られませんが、小さいながらも一歩前進したと言えるでしょう。

 

厚生年金保険の保険料率がが18.30%に上昇

9月1日より、2004年から段階的に引き上げられてきた厚生年金保険の最後の上昇がなされました。

少子高齢化が進む中、保険料率の上昇も進められていますが国は現役世代の負担増に歯止めをかけるため2004年の年金制度改革で国民年金や厚生年金の保険料に上限を設定していました。

また、この時年金は納められた保険料の範囲内で給付し、経済情勢の変化に応じて給付水準を自動的に調整するマクロ経済スライドも組み込まれています。

2004年の厚生年金の保険料率は13.93%だったので大きく上昇していますが、今回の18.30%で一旦固定化されます。

ただし、安倍政権は幼児教育無償化の財源を社会保険料の上乗せなどで確保するこども保険構想を描いているため、今後の方針次第ではさらに上昇する可能性もあります。

スポンサーリンク