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アメリカデフォルトの可能性に現実味?デットシーリング問題は解決できるか?

トランプ氏は8月24日のツィートで連邦政府の債務上限を引き上げる法案を退役軍人関連の法案に盛り込むよう求めたものの、それが実現せず、混乱してしまっていると発言。

米議会が10月頃までに債務上限を引き上げなければデフォルトの恐れがある状態となっています。

 

デットシーリングとデフォルト

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2017年3月16日に米政府の債務残高に上限を設定するデッドシーリングが復活しており、現在政府は設定された上限を超えて新たに借入をしたり、国債の利払いを行ったりしてはいけないことになっています。

 

米議会ではこれまで過去数十年、70回以上にわたり政府債務の法定上限を定期的に引き上げてきており、2015年10月から2017年3月15日まで法定上限の適用が停止されていました。

期限を迎え、デットシーリングは復活していますが債務上限の引き上げはなされておらず、今後議会が新たな債務上限を設定しなければ米政府はデフォルトに陥ってしまいます。

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なお、世界最大の米国債保有国は中国と日本で、アメリカがデフォルトに陥ってしまうと日本も利払いを受けることができず大きなダメージを負ってしまうことになります。

 

 

期限は9月末

アメリカのムシューニン財務長官は「9月いっぱいまでの資金手当はできている」と表明しており、それ以降は米議会による債務上限の引き上げ承認が必須です。

しかし、9月5日の米議会再開後、9月末までの審議日は下院で12日間、上院で17日間しかありません。

 

米政府の財政を巡る混乱

トランプ氏は24日のツィートで共和党のトップ、マコネル院内総務らに債務上限を引き上げる法案を盛り込むよう言及したが「彼らはそうせず、債務上限の引き上げを妨げる民主党と大事になった。とても簡単だったはずが、今では混乱だ!」と批判しています。

なお、このことに付随してオバマケアの代替法案が頓挫したことについてもマコネル氏を批判、25日には「8人の民主党議員が上院を支配している」として、議事妨害のルールを変えるよう求めています。

トランプ氏は22日にもアリゾナ州の演説で来年度予算で国境の壁の建設費が認められなければ政府機関の一部閉鎖も辞さない姿勢を示すなど、財政を巡る混乱への懸念が高まっています。

米各付け会社フィッチ・レーティングスは23日、債務上限が適切な時期に引き上げられなければ米国債の各付けを最上位の「トリプルA」から引き下げる可能性があると警告しています。

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