政治・経済・企業

イーサリアムが度重なるハッキング被害

仮想通貨市場でビッドコインについて時価総額2位に位置するイーサリアムですが、7月23日に840万ドル(およそ9億円)がハッカーに盗まれるなど、7月に入ってなんと4度目の被害にあっています。

 

 

イーサリアムのハッキング被害

スポンサーリンク

ここのところハッキングの被害が相次ぐイーサリアムですが、その手口としてはイーサリアムを使ったICO(イニシャル・コイン・オファリング)での被害が多くなっています。

 

ICOとは

ICOは仮想通貨を発行することで企業が資金調達を行うイニシャル・コイン・オファリングのことで、株式投資のIPO(新規株式公開)に変わる方法として注目されています。

7月23日にイーサリアムが被害に合ったのが、Veritaseum(ヴェリタシアム)のICOで、約840万円分のトークンが盗まれました。

7月17日にはCoinDashのICOでCoinDashのウェブサイトがハッキングされ送金先のアドレスが改ざんされ、約700万ドル分のイーサリアムがハッカーのアドレスに送金されました。

また、7月20日にはParityのウォレットソフトParityWalletに脆弱性が見つかり、153,000ETH(約3,000万ドル)が盗まれました。

スポンサーリンク

Veritaseum(ヴェリタシアム)とは

ヴェリタシアムは独自のスマートコントラクトを実装した個人および法人の金融プラットフォームのことで、創設者であるレジー・ミドルトンはここ最近起きているイーサリアムを対象としたハッキング攻撃は重要はない、としており、一部のパートナーが攻撃の責任を負う可能性があるとしています。

ミドルトン氏は100万件発行されているトークンのうち約3万7,000件がハッカーに盗まれており、「これは戸惑うべき事態ではあるものの、世界の終わりではない」「トークンは我々から盗まれたものであって、購入者のトークンが盗まれたわけではありません」と語っています。

 

イーサリアムの分裂

2016年6月にはTheDAOのブログラムの脆弱性を突かれ、約7憶ドルが盗まれ、この時はこれを「無かったことにする」という案によりイーサリアムはイーサリアム(ETH)とイーサリアムクラシック(ETC)に分かれています。

この時から比べて、現在のイーサリアムの価格は約20倍ほどに上げているので、今月に入って起こっているハッカー被害の影響もそう大きくないと予想できます。

なお、ミドルトン氏は840万ドル相当のイーサリアム被害の際に、すでに攻撃を未然に防ぐためのセキュリティ対策を取ったと話しています。

スポンサーリンク