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封神演義が再アニメ化決定!原作の太公望は老人?聞仲は弱い?原作を解説

週刊少年ジャンプで2000年まで連載された藤崎竜の「封神演義」が再びアニメ化されることが決まりました。

封神演義は1999年に一度アニメ化されていますが、その内容は藤崎竜が「メタメタ封神演義である」と言っていたように漫画とはかなりストーリーに違いがありました。

今回のアニメ化では、漫画原作を愛するスタッフが結集し、仙界大戦を主軸に太公望と聞仲の激闘が描かれます。

封神演義

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封神演義は1996年から2000年に週刊少年ジャンプで掲載された作品で、中国明代の小説を元にしていますが、かなり改変やギャグが加えられた内容となっています。

原作の世界設定の根底である道教や仏教、神仙思想の観念はなく、超古代先史文明や古代宇宙飛行士説の考え方が取り入れられた内容と成っており、藤崎竜は「単なるにじ作品ではない、封神演義の一つの解釈作品」と話しています。

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中国民代の封神演義

封神演義は中国民代の小説を元にしています。

史実の殷周易姓革命を舞台に、仙人や道士、妖怪が人間と仙界を二分して大戦争を繰り広げるという点は漫画版と同じ。

封神演義は1321-1323年に成立したとされる「武王伐紂平話」が前身で、作者は明代の小説「春秋列国志伝」を参考にしており、これら2作品と骨組みがほぼ同じとなっています。

中国小説史の位置づけ

中国では四大奇書として古くより「西遊記」、「三国志演義」、「水滸伝」「金瓶梅」がありますが、「封神演義」の評価はこれらより低いものとなっています。

魯迅は「水滸伝に比べたら幻想的に過ぎ、西遊記に比べたら雄偉さに欠け、今に至るまでこの二作品と同列であるとみなした者はいない」と評しています。

漫画版封神演義と中国民代封神演義の違い

漫画版封神演義と中国民代封神演義とは異なる点が多くありますが、中でも漫画版では物語の中核を担う妲己や聞仲は原作ではもっと弱い立場にあります。

妲己( だっき)

妲己は殷の紂王を籠絡しますが、原作では紂王が「女媧が私のものであったらいいのに」と詩を詠んだことが女媧の逆鱗に触れ、千年生きた狐狸の精(妲己)に紂王を陥れるよう命じます。このように原作では妲己は女媧の命に従う小道具扱いでしたが、漫画版では最初から最後まで物語の中核を握る人物として扱われています。

聞仲(ぶんちゅう)

聞仲は仙人界の1つ、金鰲島出身の道士ですが原作では金鰲島で道術を学んだことがあるに過ぎない人物として描かれています。一方漫画版ではスーパー宝貝金鞭を持ち、物語中盤のクライマックス仙界大戦を起こした人物となっています。

今度のアニメでは、聞仲と主人公太公望との仙界大戦を主軸に描かれるとのことで、どのような内容になるのか楽しみです。

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