東京オリンピック新国立競技場の工事で新卒23歳男性が過労自殺

事件・事故

東京オリンピックの会場となる新国立競技場の建設工事に関わっていた23歳の新卒男性が今年3月に疾走し、長野県で遺体で見つかったそうです。

自殺直前の1ヶ月は徹夜が3回もあり、夜22時以前に仕事が終わったのは5日だけと言う長時間労働で時間外労働は212時間に達していたとのこと。

過労自殺問題

男性は自殺の1ヶ月前の時間外労働時間は211時間56分、2ヶ月前は143時間32分と極めて以上な長時間労働が続いていたようです。

過労状態が続き、車での通勤もやめ、片道1時間かけて電車で通っており、起床は午前4時半、帰宅は0時30分〜午前1時で、現場の仮設事務所には仮眠部屋も存在しませんでした。

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電通で起きた過労自殺問題

2015年12月に電通社員だった方の過労自殺事件が思い起こされます。

電通での過労自殺問題も採用されて間もない方の投身自殺で、今回の事故と似たものを感じます。自殺した月の1ヶ月前が69.5時間、2ヶ月前が69.9時間と報道されていますが、実際にはもっと多かったと見られ、入退館ゲートのデータを集計したところ月に130時間を超える事もあったと見られています。

新国立競技場

新国立競技場は国立霞ケ丘陸上競技場の全面建替工事によって建設される予定の競技場で、新宿区と渋谷区にまたがります。

建替に関し、2012年にはイギリスのザハ・ハディト案が選ばれ、東京オリンピックの開催も決定した事から2014年夏に解体、2015年秋に建替着工、2019年に竣工を予定。

しかし、2015年には工期・費用の問題から計画を変更。計画は一旦白紙化されました。

この時、安倍首相は「2020年の東京五輪まで間違いなく完成することができると確信し決断」と述べています。

新整備計画

新計画は2016年1月に業者が決定され、6月に基本設計が完了。2016年12月に着工されています(当初は2015年10月を予定していました)。

男性の遺書

男性は、メモ帳に以下のような遺書を残していました。

「突然このような形をとってしまい、もうしわけございません。身も心も限界な私はこのような結果しか思い浮かびませんでした」

「家族、友人、会社の方、本当にすみませんでした。このような結果しか思い浮かばなかった私をどうかお許しください。すみません。」

遺族側の代理人弁護士は、「国家的な事業だからといって、労働者のいのちと健康が犠牲になることは、断じてあってはならない」とコメントしています。

亡くなられた男性のご冥福をお祈りいたします。

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