事件・事故

バニラエアが車椅子での搭乗を拒否。自力でタラップ這い上がらせる

今月5日、鹿児島県の奄美空港で格安航空会社バニラエアが関西空港行きの便を利用した車椅子の男性に対し、搭乗を拒否していたことが分かりました。

タラップを車椅子担いで乗ってはいけない

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男性は関西空港から、友人と共に飛行機を使って鹿児島県奄美市で遊びに行く為格安航空会社のバニラエアを利用していました。

関西空港の窓口で、奄美空港では飛行機から降りる際にタラップを利用する為、「歩けない人は乗れない」と伝えられたものの、「同行者の手助けで上り下りする」と伝え、実際に車椅子を担いでタラップを降りました。

ところが、帰りの便ではバニラエアから業務委託されている空港職員に「往路で車椅子を担いだのは規則違反だった」と伝えられ、友人が車椅子を担いで飛行機の乗り込むことができず、それでも乗るしかなかった男性は車椅子を降りてタラップを這って登ったとのことです。

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障害者差別解消法

この騒ぎについて、「五体不満足」などの著作のある乙武洋匡さんは今回のバニラエアの対応について明らかに障害者差別解消法に違反するものだとコメントしています。

 

障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律

障害者差別解消法は正式には障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律と言い、2016年に施行されたものです。

障害者差別解消法は、障害基本法を基本理念として全ての障害者が障害者でない者と等しく、基本的人権を共有する個人としてその尊厳が重んぜられ、その尊厳にふさわしい生活を保障される権利を有することを踏まえ、〜一部省略〜全ての国民が障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に資することを目的とする法律です。

乙武さんは過去に今回の男性と同じような経緯で搭乗を断れた経験が何度もあるとし、今回の騒動を機に全ての事業者が障害者差別解消法を確認し、これまでの商品やサービスが誰にとっても利用できるものとなっているか考えてくださることを望みます、と述べています。

 

バニラエアは謝罪

バニラエアは国内線と国際線を各7路線運航しており、奄美空港だけ車いすを持ち上げる施設が無かったとし14日からアシストストレッチャーを、29日から階段昇降機を導入します。

今回の件でバニラエアは「こんな形での搭乗はやるべきでなく、本意では無かった」として男性に謝罪し、男性は「車椅子でも心配なく利用できるようにしてほしい」と話しています。

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